はじめての子育ては誰にとってもわからないことだらけで、イライラしたり、疲れたり、思っていた子育てと違うと感じたり、時々何の理由もなく落ち込んだ気分になることもあります。個人差が大きいですが、主なものとしては、睡眠不足、身体的な回復、ホルモンバランスの変化、慣れない育児によるストレスなどがあります。これらの原因を解決するためにご提案いたします。
睡眠不足
新生児期から3ヶ月頃までは赤ちゃんの睡眠が夜間も不安定だったり、授乳やオムツ替えなど、ママの負担が大きくなるため、心身共に疲労が溜まりやすい時期です。赤ちゃんの夜泣きや、夜間の授乳などにより、ママの睡眠不足は深刻になりやすいです.
睡眠不足が続くと、ママの体調や精神状態に悪影響を及ぼす可能性がありますので、対策が必要です。
- 赤ちゃんが昼寝している間に、ママも少しでも睡眠時間を確保しましょう。
- 授乳や赤ちゃんのお世話をパートナーに分担してもらい、ママが睡眠時間を確保できるよう協力を求めましょう。
- 無理せず休息をとり、周囲の協力を得ながら、睡眠不足を解消していきましょう。
- 就寝前にリラックスできる過ごし方をしましょう (マッサージ、アロマ、音楽など)
身体的な回復
出産後の身体的な回復は、個人差が大きいものの、一般的に産褥期と呼ばれる約6～8週間程度の期間で進みます。この期間は、子宮が元の大きさに戻る、ホルモンバランスが安定する、など、妊娠前の状態に近づくための回復期です。この変化により、身体的な不調や精神的な不安定さなどを感じることもあります。
この期間をスムーズに進めるためには、十分な休息、栄養バランスの取れた食事、無理のない運動、そして、心身のリラックスを心がけることが大切です。
- 栄養不足は、身体の回復を遅らせる可能性があります。特に、タンパク質やカルシウム、鉄分、葉酸などを意識して摂取するようにしましょう。
- 産後は、身体が回復途上にあるため、無理な運動や重い物の持ち上げなどは避けるようにしましょう。
ストレス
家事と育児のストレスや、周囲からのサポートも不足で負担が重なるため、心身ともに疲れやすいです。多くの母親にとって大きなストレス源となります。その主な原因は、身体的な疲労と精神的な負担が複合的に作用することです。特に、育児中心の生活に急激に変わるため、睡眠不足や生活リズムの乱れが、肉体的にも精神的にも負担を増やし、イライラや不安を招くことがあります。
育児だけでなく、自分自身を大切にする時間も必要なのでパートナーと互いの考えや気持ちを伝え、協力体制を築くことが大切です。
- 家事と育児の負担を分担してもらうことで、負担を軽減できます. 例え、授乳、お風呂、寝かしつけ、保育園の送迎など、具体的なタスクを分担して誰が何を担当するかを明確にすることで、家族全員の負担が軽減されます。
- 育児の合間に、自分の趣味の時間を持つことで、気分転換になり、ストレスを軽減できます。
- 育児の悩みやストレスを家族や友人との会話で共有することで、心も軽くなります。
- 完璧主義にならず、自分のペースで育児を進めることが大切です。
また、リフレッシュする時間を作ったり、専門機関に相談したりして、心身のバランスを整えることが、産後うつの予防にもつながります。自分を大切にしながら育児を楽しみましょう。
まとめ
家事と育児は大変ですが、無理をせず、自分を大切にする心がけが大切です。家族と明確に話し合って家族や友人のサポート体制などを活用し、育児の負担を軽減しましょう。家族で家事分担を話し合ったり、家事代行サービスを利用したり、便利家電を活用したりするのもおすすめです.
ママと赤ちゃんが笑顔で育児を楽しめるように努めましょう。
