HapInS Developers Blog

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HapInSのシステム開発に対する姿勢

HapInS代表の渡邉です!

今日から12月ですね〜!一年過ぎるの本当に早いなと思うこの頃です。 弊社のエンジニアがアドカレをやろうって発案してくれたので、今日からクリスマスまで毎日記事がアップされることになりました〜!

先陣は僕、殿はCTOのユースケが務めます!

そして初回の記事は...何を書こうかかなり悩んだのですが、SES事業は引き続き順調に成長している中、今年漸く軌道に乗り始め、来年1月にはフィリピンのセブ島に開発拠点を構えることになった受託開発事業について語りたいと思います。

是非ご一読いただけると幸いです!

HapInSの事業展望

そもそも何でHapInSがSES事業や受託開発事業を行っているのか...ってところから触れたいなと思います。 こちらは去年の夏頃に社内展開させていただいたスライドです。

このスライドでは、将来的にHapInSが大中小様々な規模の開発を一手に担いつつ、自社サービスを連続的に立ち上げられる企業体制を作り、更には24時間ノンストップで開発と運用を回しお客様に継続して価値を提供する企業群を作るということを表しています。

何でこういった企業群を作っていきたいかというと、僕が新卒で就職先を探していた時の軸としてあった「絶対IT業界が伸びる」という確信が今も変わらずあり、その上で日本のITが世界No.1と呼ばれるように業界を盛り上げていきたいという想いがあるからです。そうすれば日本経済は格段に上向きますし、国防にも寄与するし、生まれ育った日本に恩返しできるよな〜って思います。

そんな訳で現在は将来を見据えてSES事業だけでなく受託開発事業にも力を入れています。

HapInSの受託開発事業の歴史

冒頭で今年漸く軌道に乗り...と書いたように、実は最初から上手くいっていた訳ではありません。上手くいっていなかったのは開発面ではなく営業面でして、昨年の4月に受託開発事業部を立ち上げてから年末までの約8ヶ月間で契約まで至ったお客様はなんと0。

流石にこれはマズイということで事業責任者兼営業担当を変えるという決断を下した結果、徐々に新規のお客様を獲得することができるようになり、獲得したお客様から追加での発注を頂いたり他会社様の紹介を頂けたりと、良いサイクルが出来てきたと感じられるようになりました。

顧客に寄り添った提案への変化

元々HapInSではお客様に価値を届けることを第一とし、我々の第一目的はシステム開発をすることではなくてシステム開発を通してお客様にビジネス上の価値を届けること。と社内にメッセージを発信していました。これは受託開発事業に限らず、SES事業でも同じです。

しかし実際の営業活動を振り返ってみると、受託開発事業を立ち上げた頃の提案は「安く出来ます」だとか「ノーコード/ローコード」だとか、「最新技術を」みたいなことばっかり訴求していて、全然お客様の目線に立った提案が出来ていなかったなと思います。経営側の意図と離れた提案を、意図した方向に変えていく(変えさせる)ための組織作りや文化形成が出来ていなかったのが原因かなと考えています。

体制変更後は営業経験があまり無いけれどお客様の立場に立って考えられる人を営業としてアサインし、そこに十分なIT知識があるエンジニアを同席させ、双方一緒にお客様への提案を考えるようにした結果、お客様の反応も格段に良くなりました。技術ドリブンではなくお客様のビジネスドリブンで技術選定を行い提案することの大事さを改めて痛感しました。

ちなみに、こういった考えで営業を行えるよう、弊社の営業メンバーには以下の書籍を必読書として(会社経費で)購入してもらっています。

amzn.asia

顧客にフォーカスした開発姿勢

「全社員」がお客様に価値を届けるというマインドで仕事ができているかというと現時点ではNoになりますが、多くの社員が少なからず意識をしてくれていると実感しています。その結果、追加発注をいただくことが多くございます。

最初は50万円ほどの案件だったのが、計1,000万弱になるまで追加で発注いただいたお客様。補助金審査落ちの関係で成約には至らなかったものの、自社の顧客を弊社に紹介いただき弊社一本で検討を進めてくださったお客様など、良い関係を築けているなと思います。

しかし、時にはお客様の期待値に届かずお叱りの言葉を頂いたりすることもございます。ユーザー目線での考慮に欠けていたり、お客様のビジネススケジュールを考慮せず優先度の低い機能に時間を使ってしまったり。ただ、そこに悪意や怠慢がある訳ではなく、経験が浅いため気付くことが出来ない、自分のタスクに追われすぎていて周りが見えていないといった要因が殆どです。お客様からお叱りを頂いたり、スケジュールが逼迫している際に、夜遅く、時には深夜まで自発的に業務に取り組んでいる社員の姿を見るとそう感じる次第です。

引き続き社員のマインド向上と、それを支える社内文化の形成に力を注ぎつつ足元の技術力を高めていきたいと強く思っています。まだ足元にも及ばないですが、僕が参考にさせていただいている会社は「企業文化に投資する」と仰っており非常に共感しております。2023年8月に弊社のパーパス・ミッション・バリューを定めたので、これが浸透し企業文化が明確になってくるタイミング、多分2~3年後かな。がとても楽しみです。

日本のITをより強くするために

営業活動を行う中でお客様の業務を拝見させていただくと、ITの力を十二分に使えば見違えるように業務効率が上がり、空いた時間でより有意義なことに時間を使えるようになるだろうと思うことが多々あります。そして我々がシステム開発のプロとしてお客様に正しく価値を提供し続けることができれば、その波がどんどん広まりより多くのお客様に価値を感じていただけるようになると考えています。

そうすれば我々も企業として成長しより多くの価値が提供できるようになって更に多くのお客様に...っていう循環を作り出すことで、日本のIT業界に与えるインパクトをどんどん大きくしていけると信じています。我々HapInSはまだ小さい会社ですが、目の前のお客様にしっかりと価値を提供しつつ、どんどん成長し日本のITを牽引していく企業になっていけるよう頑張ります!

そして日本のITを世界トップへ

生成AIの成長が著しく、間もなく汎用人工知能と呼ばれるAGI(≠AGA)が誕生すると言われており、正直2~3年後のビジネス環境も読めないくらいの激動の時代が高い確率で来ると思っています。更にはASIまで出来ちゃったらどうなっちゃうのと。ノーベル賞級の研究成果がバンバン出るようになるでしょうし、あらゆる産業でゲームチェンジが起こるでしょう。

その究極のソフトウェアと呼んでも過言ではないAGIないしはASIの開発をリードしているのは米国のOpenAIです。かつて「ものづくり大国」と呼ばれた日本なら、この位置に立つ企業が生まれた未来もあったんじゃないかと思うと悔しさを覚えます。

今後しばらく、もしくはこれから先ずっとAIをコアに据えた米国のIT企業が台風の目となり世界は進んでいくと思います。いつかそのポジションを日本が奪えるよう、業界に貢献していきたいですね。

最後に

僕はあんまり技術に明るくないので、テックブログっぽくない記事になっちゃったかもですが、書きたいことを書いた方が後続のメンバーもやり易いはず!笑

後続の記事では現在話題のDuet AIに関する記事や、プログラミング言語自作おじさんが登場したりと、エンジニアさんが喜びそうな記事が出るので是非お楽しみに〜!