このページでは、Figmaを使用してページデザインする時の工程を要約して記載
深堀りすると情報量が膨大になるので、基本的な項目だけに絞って記載をしています
はじめに
- Figmaの公式サイトでアカウント登録だけ先にしておくと後述の作業がスムーズ
- Figmaは非常に動作も軽く、MacとWindowsなど異なる複数デバイスで使用する場合も、同一アカウントで管理できる
- 無料版使用時の注意点
- project(フォルダ分けして管理)でページを作成すると「ページ枚数制限」が「3ページまで」となっている
- 個人利用であればDraftからページを新規作成すると良い
- 理由は、Draftであれば「ページ数無制限」で作成できるため
- デメリットは、フォルダ分けしてで管理できないこと
- 個人利用であればDraftからページを新規作成すると良い
- 他者との共有は無限にできるが、編集作業は自分以外に1人までしか編集権限を付与することができない
- project(フォルダ分けして管理)でページを作成すると「ページ枚数制限」が「3ページまで」となっている
①デザインの基本情報をおおまかにまとめる
デザインのコンセプトを決める
このアプリを使うことで感じられる価値は何か?を考える
- 参考にするアプリケーションを元に組み立てると良い
- 「自分が良いと思えないアプリを参考にしても良いものは作れない」
- mind mapで組み立てていくと整理しやすい
配色を決める
イメージするキーワード(与えたい印象)から決めるとスムーズ
- base color 70% 薄めの色がベター
- main color 25%
- accent color 5%
配色の参考サイトから決めても良い
Color Palettes for Designers and Artists - Color Hunt
フォント
font-familyは、さまざまな閲覧環境を想定してできるだけ多くの環境に対応したシステムフォントを選択する
リリース後、ユーザーの利用状況を見ながら利用者の層が安定してきた段階で、フォントを変更ても良い
文字の色
見出しを見て、「本文を読むか?否か?(離脱率)」が決まるため、大きさや太さを変えて見せてると良い
- 見出し
- 333333 (フォントサイズを+4~6UP、Boldにする)
- 文章
- 333333
文章の文字色は、アマゾンやGoogle、Yahoo!、新聞社のオンライン記事においても333333を使用している。黒(000000)がそのまま使用されることは無い
余白
画面に配置する要素の優先度をあらかじめ決めておく
色や写真の力に頼らず、モノクロの状態(漫画のコマ割りと同じ感覚?)で配置バランスを決めると良い
- 強調したい要素を目立たせる場合
- 目立たせたい要素の周りに広く空間をとってレイアウトする
- 全体と細部のバランスを取る場合
- どの要素が重要で何が重要でないのか、要素そのものとそれを囲むものを見て、余白を要素周辺から狭めるか?余白を要素周辺から広くするか?を決める
各パーツデザイン(ボタン、アイコンなど)
ゼロから作ろうとせずに、「良いな」と思ったパーツを見本にして作ると良い
ただし、明らかにデザインに特徴があるものは不可(著作権の問題)
パーツデザインを構想するときの方法例
②Figmaでの実作業方法
あくまで一例かつおおまかな工程で記載をしています
1.ボトムバーを作る
- サイズなど細かい部分は、最初の段階では大まかで良い
- ヘッダーと同じ色且つ、ページ内で使用している色は避ける
- 理由は、無風流で目に楽しくない画面印象をあたえるため
- 簡単な決め方は、ヘッダーよりも薄い色にする
- 例)ヘッダー色 #464E2E(カーキ色)、ボトムバー色 #ACB992(うぐいす色)
- アイコンを配置していく
- ユーザーの使用頻度が最も高いUIとなることを意識する
- 押しやすいか?直感的に操作できるか?等
- ユーザーの使用頻度が最も高いUIとなることを意識する
- 全画面で共通で使用するアイコンとなるアイコンの数は、4~5個が収まりが良い
- 共通パーツ(コンポーネント)にする
2.ヘッダーを作る
- 基本工程は、ボトムバーと同じ
- ヘッダーにアプリの名前&アイコン(シンボル)を入れる
- パーツの位置を揃える(インデント、カーニング、サイズ等)ことを忘れずに行う
3.必要な中身を作る
- ボトムバーに配置した各アイコンから遷移した画面を順に作成する
- 各アイコンの機能に沿った内容のパーツとテキストを配置していく
- スマホの画面サイズに対し、過剰な情報量にならないように全体バランスを確認しながら作業を進める
- どんなことをユーザーが選択して操作するのか?を意識する
- 直感的に操作できる機能か?
- 操作性がシンプルではないものは「面倒」というマイナス印象を与えてしまう
- アイコンサイズは、8の倍数でそろえていくと実装がスムーズ
- 共通で使用するパーツは、コンポーネント化もこまめにしておく
4.完成したデザインを共有する
Figmaの右上にある「Shere」をクリックして共有できる
共有することのメリット
- 複数人が閲覧している場合、誰がどの部分を見ているのか?がわかるため
- ビジネスPCスペックだと、データをDLして見れるスペックがないことが多いため
- 共有すると、ブラウザ上で複数同時編集ができるため
- コメント挿入・返信・完了の作業も、一つのデータ上で完結できる
補足:プロトタイピング機能を付ける
この機能をつけることで、不自然な画面遷移になっていないか?を、実装する前に操作・確認できる。改善点・課題も見つけやすく、作業の巻き戻りも少ない
作成方法
- 右側のパネル上部タブから「Prototype」をクリック
- 画面遷移再現のための画面に切り替わる
- 機能をつけたいパーツをクリックする
- パーツ右に「〇」が表示されてアンカーが操作できることを確認できる
- 遷移させたいパーツへアンカーを引っ張って付ける
- 完了
パーツからクリックがしづらい場合、レイヤーからパーツをクリック選択してアンカー操作のための「〇」を表示させる
確認方法
Figmaの右上メニュー「Shere」の右側に配置されている「▶」アイコンをクリックするだけ
- Prototype画面で作成した画面遷移が確認できる
- 作った人だけでなく、「アプリを初めてDLして使う人」が迷わずに操作できるのか?使えるのか?を、デザイン段階で検証できる点でもこの機能を使用するメリットは大きい
③その他
使えるFigmaテンプレート
Figmaのcommunityで配布されている、フリーのアプリケーション用UIキット
最初のうちは、このようなテンプレートをベースにして作ると、デザインや配置で迷わないのでおすすめ