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応用情報技術者試験に合格した話

はじめに

こんにちは、山本です。私は2022年夏ごろから、スキルアップのため、2022年中に国家資格であるITパスポート、基本情報技術者試験(以下「基本情報」)、応用情報技術者試験(以下「応用情報」)に合格することを目標とし勉強を始めました。

ちなみに私は、大学で情報工学を学んでおり情報系の基礎知識は持っています。そのため、未経験と比較し勉強時間は少ないと思います。

試験の結果ですが、

  • 8月にITパスポートを受検し合格
  • 10月上旬に応用情報を受験し合格 
  • 10月下旬に基本情報を受検し不合格

となりました。

そのため、本記事では合格した応用情報の概要と勉強法などをお話します。

応用情報技術者試験について

応用情報は情報処理推進機構が行う国家試験です。試験内容は情報処理推進機構によると下記のように書いてあります。

ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関し、担当する活動に応じて次の知識・技能が要求される。

このように、応用情報は情報システムに関するあらゆる内容が試験で問われます。

試験は

  • 午前試験が80問で180分
  • 午後試験が11問中5問選択する形式で180分

です。試験時間が合計6時間とかなり長いです。 もちろん、試験が早く終わった場合は途中退席も可能です。試験日に試験時間が半分過ぎた頃に退出した受検者がいました。

試験対策

試験対策のテキスト

私は試験対策のテキストとして、

を利用しました。私はポケット攻略本は隅々まで読み、過去問題集は6回分をやりました。 購入した過去問題集は中古で最新の問題がなかったため、応用情報技術者ドットコムでそれらの問題を解きました。

午前試験について

午前試験は過去問と似た問題が出るため、用語や計算式を覚えれば大丈夫です。基本情報技術者試験の午前試験と同じ問題が出ることもあります。ほぼ暗記で対策できるので簡単です。

難しいのは午後試験です。

午後試験について

午後試験は記述のため、難易度が高いです。 午後問題は、必須1問で選択問題として10問中4問を選択する必要があり、どれを選択するかが大切です。 私は選択問題の

の5問を対策することにしました。1問を予備とすることで、試験当日に難易度を見て選択できるようにしました。私がこの5問を選択した理由は大学で学んだ内容や業務で扱っている内容だからです。

業務ではプログラムを書いており、最初はプログラムを選択しようと考えて過去問を解いたのですが、半分も解くことができず、解説を読んでも理解できなかったので断念しました。 二分探査や整列アルゴリズムが得意な方ならおすすめです。

どの問題を選択するか決めたら、ひたすら過去問を解き解説を読むを繰り返します。私は10回分やりました。私の場合1問を解いて解説を理解するのに1時間ほどかかります。

そのため、私は午後問題対策に(必須問題1問+選択問題5問)×10回×1時間で60時間ほど勉強しました。

終わりに

以上、私の応用情報での試験対策をお話しましたが、いかがでしたか? 読者が応用情報を受検するときの参考になれば幸いです。

余談ですが私は同時期に基本情報も受験しましたが、不合格でした。基本情報はプログラムが必須で、私がプログラムが苦手すぎて、点数が全く取れまなかったことが原因です。業務では問題なくプログラムができるのですが... 読者が、私のようにプログラムが苦手であれば、基本情報よりも応用情報の方が合格しやすいかもしれません。