はじめに
fmitsと申します。
今日のWebアプリ開発や業務システム開発において浸透している考え方である「オブジェクト指向」ですが、プログラミング初学者の方やオブジェクト指向を用いた開発経験が無い方にはなかなか理解し難い内容かと思います。
また、いざ学習を始めようと思ってもどのような参考資料を軸にすれば良いのか、どのような順序で進めていけば良いのかがわからず、学習開始前からつまづいてしまっているという方も多いと思います。
今回は、今のfmitsがプログラミング学習初期のfmitsに教えてあげたい、オブジェクト指向をより具体的にイメージできる実装を含む書籍と、これまでの経験に基づき最適化した学習フローをご紹介したいと思います。
ご紹介する書籍ではオブジェクト指向をなぜ使用するのかという目的の説明から始まり、主要な構成要素を一つひとつ実装を交えながらやさしい表現かつ順序立った解説がされておりますので、初めてオブジェクト指向を学習する方でもつまづくことなく進めていけると思います。
本手順にて学習することで、オブジェクト指向を用いた開発の初参画時にはよりスムーズな導入が可能かと思います。また、オブジェクト指向は今回取り扱うJava言語に限らず他プログラミング言語でも応用の利く共通の考え方なので、他言語を習得した際にも活用できます。
ぜひ参考にしてみてください!
この記事の対象者
以下の概要、具体的イメージを掴むための参考書籍および学習手順を知りたい方
参考書籍
① 『スッキリわかるJava入門(インプレス)』
目的
注意点
- Java言語もしくはプログラミングが初めての方は、必要に応じて未定着箇所を複数回周回する。
- ページ数は多いが図が多くあることとやさしい文章であることにより読み進めやすい。
② 『スッキリわかるサーブレット&JSP入門(インプレス)』
目的
注意点
③ 『Spring Framework超入門 ~やさしくわかるWebアプリ開発(株式会社フルネス)』
目的
- Java、オブジェクト指向、MVCモデルを組み合わせ、かつフレームワーク(Spring)を使用したWebアプリケーションの開発方法を理解する。
- テキスト内作成アプリにて上記3要素+Springフレームワークの実装レベルの理解を得る。
注意点
- MVCの内の「V(View)」には「Thymeleaf」が使用されている。
学習フロー
基本的にはハンズオンで学習を進めていくことをおすすめしますが、時間が限られている方やプログラミング自体の基本文法等に慣れている方は一旦精読にてインプットしていき、参考書籍②、③でのアプリ作成の際にハンズオンで行うことでオブジェクト指向の具体的イメージを掴むことはできると思いますのでそのように進めてみてください。
※テキスト②に関しまして、今のところ私の現場経験においてはJSPを使用した開発はありませんでしたが、テキスト①同様本書の説明は他書籍に比べよりやさしい表現で理解しやすく、「オブジェクト指向」、「MVCモデル」、「Webアプリケーション」の3要素を絡めた具体的イメージを確立させることができたという経験から、本書をフローに入れさせていただきました。
おわりに
オブジェクト指向の説明は抽象的なものから具体的なものまで様々です。今回ご紹介しました書籍では、記事冒頭記載の通り使用目的の説明から実装を交えた具体的かつ順序立った解説がされておりますので、実際の開発現場でも活きてくる明確なイメージを得ることができるかと思います。
ぜひ参考にしてみてください!