HapInS Developers Blog

HapInSが提供するエンジニアリングの情報サイト

新規参画者の脱落が多い現場で長期参画を実現した秘訣

はじめに

はじめまして、弓岡です。 HapInSに入社して現在の現場に参画して1年が経過しました。

この間に私と同じタイミングで参画した人やあとから参画した人が最初の契約期間で契約打切りになることが多くありました。そんな中で私がこの現場で1年続けることができている秘訣についてお話しさせていただきます。

現在の現場の業務について

まずは現在の現場の業務としては以下になります。

・某物件検索サイトが運営している全国の不動産会社向けの賃貸契約申込オンラインシステムの導入支援、いわゆるプリセールスSE

・導入クライアント向けのシステム概要説明資料作成

・アポイントを実施してシステム概要・操作説明、クライアントごとの設定カスタマイズ対応やQ&A対応

・クライアントからいただいた要望を整理して開発部門へ連携

参画している企業が大企業であるために、クライアント向けの資料やアポイントメントでのプレゼンテーション力は高い品質水準のものが求められます。

現在の現場で脱落する人の特徴

先ほど述べた通りこの現場では一定水準のスキルを満たす必要がありますが、脱落する人の特徴としては大きく以下2点あります。

1.賃貸契約申込オンラインシステムの仕様を理解していない

基本的な機能はもちろんですが、あまりスポットライトの当たらない小さな機能まで全て理解する必要がありますが、それができない人はクライアントの質問にも的確な回答ができません。

2.イレギュラーな質問に対して対応できない、アドリブがきかない

基本的にアポイントメントに向けて事前に準備した台本を用意しておき、それに基づいてアポイントメントを進めますが、事前に準備していない質問を受けることがあります。先述した1.に関連しますがシステムを理解していれば回答できますし、仮に自信がない場合は持ち帰って後日回答するというアドリブ力が必要ですが、無理をして答えようとするあまりしどろもどろになったり、フリーズしてしまいます。

私がこの現場で意識して取り組んでいること

この現場で私が意識して取り組んでいることは以下になります。

1.賃貸契約申込オンラインシステムの仕様を十分に理解する

幸いなことに現場では賃貸契約申込オンラインシステムのテスト環境を各自に提供されるので実際に色々操作をして どのような挙動をするのかを確認してシステム理解を深めました。仕様書などのドキュメントを見るのもよいですがシステムを実際に操作する方がシステムに対する理解度が断然違います。

2.資料の品質を高くするよう強く意識する

クライアントに送付する資料は読みやすいものであり、かつ誤字脱字や記載内容に齟齬がないものが求めれらます。作成した資料はリーダークラスのメンバーのレビューを必ず実施しますが、そこで指摘された内容をメモしておき同じ指摘を受けないように意識しています。 メモはWindowsであればOneNoteを使うのがおすすめです。文字だけでなく画面のスクショを貼り付けることができるので視覚的にも見やすいものになります。 現在はまだまだ指摘を受けることもありますが、指摘なしになることも出てくるようになりました。

3.社内外の人とのコミュニケーションの質を高める

現場はフルリモートのため基本的には1人で仕事をします。ミーティングもカメラオフで行うので言葉で伝えることが大切になります。例えば朝会・夕会では当日の作業予定・実績を簡潔に整理して報告します。またアポイントメントではクライアントはITリテラシーが高くないことが多いのでシステム用語は使わずに理解できる言い回しを意識しています。

4.自分以外の人の作業状況にも気を配る

リモートワークだと自分の作業に集中できますが、チャットでは他の人の質問など会話が飛び交っています。それを無視するのではなく気づきがあれば会話に入ってフォローすることを心がけています。

最後に

以上が私が現在の現場で長く続けられている秘訣になりますが、よく読むと「当たり前のこともあるじゃないか」とツッコミたくなることもあると思います。 そうです、この当たり前のことを疎かにしないことが最も大切なことなのです。人は仕事に慣れてくると当たり前のことを疎かにしがちですが、常に初心を忘れずに仕事に取り組むことを意識しましょう。

長文になってしまいましたが読んでいただきありがとうございました。