HapInS Developers Blog

HapInSが提供するエンジニアリングの情報サイト

CivicTechForum2022に参加した話

◎はじめに

皆さんこんにちは。Mです。 私は業務の傍ら個人の勉強として「シビックテック」というものを学んでおり、 先日2023/1/21(土曜日)に開催された「CivicTechForum2022」にオンラインで参加しました。 今回はイベントレポートをお届けさせていただきたいと思います。ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。

シビックテックとはなにか?

ビジネスITで用語を調べると、次のように記載されています。

シビックテック(Civic Tech)とは、シビック(Civic:市民)とテック(Tech:テクノロジー)をかけあわせた造語。市民自身が、テクノロジーを活用して、行政サービスの問題やや社会課題を解決する取り組みをいう。

日本のシビックテックは2013年に石川県金沢市を皮切りに、現在全国各地で広まっています。 NEC様のホームページでも事例が紹介されておりますのでぜひご覧ください。

◎CivicTechForum2022について

今年のイベントは仙台、金沢、奈良、福岡の各オフライン拠点とオンラインを繋ぎ「防災」「文化財」「政治」「子ども」の4つのテーマについて熱いプレゼンとトークセッションが繰り広げられました。

仙台会場

仙台会場は防災がテーマでした。 東日本大地震から12年、自治体ごとに支援物資を提供するために企業と連携するシステムのお話や、中学生による震災を後世に発信する取り組み、災害の支援者をITの力で支援することでコミュニケーション連携をとる情報支援レスキュー隊「IT DART」についてのお話で盛り上がりました。 震災からまもなく12年が経とうとしているいま、日本の災害対策について改めて考えるきっかけとなりました。

福岡会場

福岡会場は文化財がテーマでした。 市民が文化財を身近に感じることができるようにARコンテンツや3Dで提供する仕組みについて 考えるセッションとなっており、文化財をデジタルで感じるきっかけづくりについて深く感じることができました。

金沢会場

金沢会場は政治がテーマでした。 シビックテックが政治にできることをテーマに昨年の3月の石川県知事選挙と金沢市長選挙に伴い製作された政策比較アプリ「石川選挙ナビ」をメインに 以下にして候補者の政策を発信し、有権者が投票に行くきっかけを与えられるか熱の入った議論で学ぶことができました。

奈良会場

奈良会場は子どもの教育現場についてがテーマでした。 教育だけではなく、医療や生活などの情報連携基盤ワンストップサービスのお話、奈良県生駒市のギガスクール構想、そしてコロナ禍の学校生活に関するお話で実際に小学生のプレゼンがあり、教育現場と実際に子供達の意見や考えを取り入れることの大切さを学びました。 ※小学生のプレゼンでmiroを活用してまとめていることに驚かされました!

◎イベントの感想

日々感じている地域の不便さはただただ文句を重ねるのではなく自ら動いて、仲間をつくってICTの力で解決したりサービスを生み出すことが大事だと身に染みて感じました。 普段はシステムエンジニアとして様々な企業に関わることが多いですがふと自分の住む地域で不便に感じたことをITの力で解決するという視点も大事だと思います。 他人任せではいくら文句を重ねても行政は動かないからです。 全国にはシビックテックコミュニティが至る所で展開されておりますのでぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。